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よくある質問

ドライスノウ

受託試験 関係

ハンディータイプDS-1を使用して、本ページトップ写真のように微細なドライアイススノウを100~300g/分で被処理物に吹き付ける試験が可能です。御立会は、もちろん可能ですし、Q3に示すように、デモ機の貸出しも可能です。
乾燥工程が不要な洗浄法で、水や有機溶媒を使う事が出来ない場合や、対象物を傷つけたくない場合に特に有効な洗浄方法ですので、ぜひとも、お試し下さい。

 以下の事例があります。詳細は、こちらのドライスノウ洗浄例を参照下さい。

  • 超硬部品の接着剤汚れ
  • フィルム状太陽電池のバターン残渣
  • ガラス板の指紋
  • CMOSイメージセンサーのダスト
  • 精密モータの油・金属粉
  • 自動車部品のハンダカス(0.24mm以下)
  • 有機ELのガラス粒子
  • 液晶ターミナルのほこり  他

ハンディータイプDS-1のデモ機としての貸し出しを実施しております。(寸法・重量等の基本仕様)
運転には、サイホン管付きの炭酸ガスボンベ、コンプレッサーエアー(無ければ窒素ボンベ)と、100V電源が必要です。

用途・分野

液化炭酸ガスを利用して、ドライアイスの微粒子を直接生成噴出し、デリケートな母体(被処理物)に損傷を与えることなく、付着異物の洗浄除去が可能な装置です。エアーブローではとれないが、例えていうと綿棒で軽く拭き取れるような 付着パーティクルや油脂分の除去、接着剤等の糊状物質、また、狭くて届きにくい部分の洗浄が得意です。
モース硬度が、約2で、プラスチックの約4より低く、また、平均粒子径が約30μmで、プラスチックなど母体にチッピングによる傷をつけません。 液化CO₂より、直接、雪上微粒子のドライアイスを生成するため、通常の固形状のドライアイスを粉砕して使用するドライアイスブラスト洗浄装置よりも個々の粒子の大きさが小さく、且つ柔らかいため、特に、樹脂などのソフトな対象物の洗浄に 適しています。
洗浄水を必要とせず、洗浄が行え、ドライアイス粒子自体も洗浄後、即、気体に変化して全て消滅しますので、乾燥工程が不要なドライ洗浄で、ブラスト廃棄物が発生しません。大気中に存在するCO₂を使用しているため、不燃・無害で安全であり、 かつ無公害で環境にやさしいクリーン洗浄です。

ドライスノウによるブラスト洗浄の特徴
  1. キズ付きにくい: パウダー化したドライアイスで洗浄 (モース硬度は2)。
  2. 洗浄後の二次処理が不要: ドライアイスは一瞬で気化して無くなります。
  3. 付着汚れの剥離効果が高い: 高圧水、ザンドブラスト、ブラツシングより高剥離。
  4. 環境に優しい: 3K問題解消、高圧水洗浄・溶剤洗浄の代替として。

プリント基板やウエハ、ハードディスクといった半導体電子部品や、精密部品、レンズのように傷つきやすいものの洗浄や、洗浄後の二次処理が煩わしい、環境に優しい洗浄をお望みの方に使用されています。
詳細は、Q2の委託試験例、及び、ドライスノウ洗浄例を参照下さい。

超音波洗浄とドライスノウは原理が異なるため、得意分野も異なります。例えば接着剤等、糊状物質の場合はドライスノウの方が得意です。また、ドライスノウの噴流は、洗浄個所に当たる必要がありますので、見えない場所も洗浄する場合は、 超音波洗浄などと組み合わせる必要があります。

装置 関係

以下の二型式を販売しています。

型式 ハンディータイプ DS-1 自動機組込用 DS-2
用 途 手動洗浄用 自動機組込用  (スノウガン 2台/セット)
寸法・重量 制御部  : 425W x 412D x 360H 、約 25kg
スノウガン: 45W x 150H x 270L 、約 2.5kg
制御部  : 425W x 412D x 360H 、約 25kg/面
スノウガン: 57W x 70H x 296L 、約 2.4kg/台
消費量 消費電力: 約 800 W
液体CO₂: 100 ~ 300 g/分/スノウガン (30~150g/分も可)
キヤリアーガス:ドライ空気、或いは 窒素ガス 約 160 Liter/分

組み込み用の機種はDS-2を用います。DS-1との違いは、自動運転モードを備えていて、外部からの噴射ON/OFF制御が行える点です。ガンのサイズはW57xH70xL296となります。
例えば、デスクトップ用HDDの洗浄では、2本のガンを同時に噴射しながら、「弓」の字の線に沿うような形で掃引し、1製品あたり2.5秒で、2往復(2本なので実質5秒4往復)で洗浄しています。

運転には、サイホン管付きの炭酸ガスボンベ、コンプレッサー(圧縮機)エアー(無ければ窒素ボンベ)と、100V電源が必要です。各々消費量は、Q7の消費量の欄を参照下さい。

炭酸ガスCO₂を使用しますので、使用場所の換気をお願いします。身の回りの大気中には、CO₂が400ppm程度含まれていますが、日本産業衛生学会ではCO₂の許容濃度を5,000ppmと決めています。
ドライアイスが洗浄対象物に当たると静電気が発生しますので、半導体回路などを洗浄する場合は、気を付ける必要があります。
本装置では、キャリアーガスを加熱していますが、洗浄時に洗浄対象物がドライアイスで冷却されて、結露、ウォーターマークを生じる場合があります。このような場合は、キャリアーガスとして、ドライエアーやドライ窒素ガスを用いる と共に、これらで雰囲気をパージする場合があります。

全般

ドライスノウとは?のページをご覧ください。

以下のカタログ、バンフレットがありますので、お問合せより、ご請求ください。

 

ジルコニア
粒子粉末資料 p.1

粒子分散液資料 p.1


技術資料 p.1

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